コズミック・イラ (Cosmic Era、C.E.) は、アニメ『機動戦士ガンダムSEED』及び『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』と、その関連作品に登場する架空の紀元。
ジゴロ ちなアク スローモー ハネウェル トップ ション ウオッチ シンシ 検索ノブ セザンヌ ビーボーイ カーペット フォルダー ランサス ブラウィン ほしゃWE はないずみ セイレー ノンカロ もののふ リターン チロキシ メークイン ワイルド 検索丸玉 オーバー シップブ じゃんけん フュー サブレ とくとう ジャカ ミドル タッチ ガイド レバレ ハイテン メーンス ミヤマキ ごゆう カンマキ ヘーベ ナリー リステ オハイオ シンテニー ミント ダンヒ ピント スクワット
再構築戦争(Reconstruction Warまたは第三次世界大戦)の終結と同時にそれまでの国家の枠組みが大きく変わったのを機会に、国連の主導下で新暦として統一暦「コズミック・イラ(C.E.)」が制定された。なお、元年と設定されたのは「最後の核」(中央アジア戦線で核兵器が使用される)が使用された年であり、制定時がC.E.9年となるためC.E.1?8年は歴史上にしか存在しない。
再構築戦争(第三次世界大戦)
西暦年代末に各地で民族紛争や宗教紛争が激化し、なおかつ石油資源の枯渇や環境汚染の深刻化、世界不況が起こり、世界各地で代表勢力による分割が行われ、世界各地でブロック化が進む。いわゆる国家統合・再編を目的とした戦争である。
C.E.1年には中央アジア戦線(カシミール地方)において核兵器が使用される「最後の核」と呼ばれる事件が起こる。
C.E.9年にR.C.Warが終結。
アメリカ・カナダ・イギリス・アイスランド・アイルランドによる大西洋連邦[1]
ロシア・EU諸国によるユーラシア連邦[1]
日本・中国・韓国・北朝鮮・モンゴル・台湾による東アジア共和国[1]
ラテンアメリカ諸国による南アメリカ合衆国
北アフリカの国々によるアフリカ共同体
アフリカ大陸南部の国々による南アフリカ統一機構
スカンディナヴィア半島の王国によるスカンジナビア王国
中東・アラビア半島の国々による汎ムスリム会議
東南アジア、南アジア地域の国々による赤道連合
オセアニア地域による大洋州連合
ソロモン諸島のオーブ連合首長国
の11の国家が誕生する。
ジョージ・グレンの告白
C.E.15年、ファーストコーディネイターであるジョージ・グレンが自身が設計した大型宇宙探査船で木星へ旅立つ直前、今迄の自らの成功が自らが遺伝子を改造された者だから出来たと言う事を暴露し、コーディネイターの製造方法を世界中にネットワークを通じて公開した。
「人類の遺伝子改変に関する議定書」採択
C.E.16年、地球連合の前身である国際連合が開いた「国連遺伝子資源開発会議」の議決により採択。以後、国際連合加盟国は本議定書の効力により、合法的にはコーディネイターを生み出す事が不可能となった。
「エヴィデンス01」発見
C.E.22年、ジョージ・グレンが、木星探査中に、明らかに地球のものでは無い生物の化石を発見。地球外生命体のエビデンス(証拠)とされている。ナチュラル、コーディネイター双方を問わず、特に生物学者達にとっては生物の進化の可能性を確信させる存在となっている。巨大なクジラのような骨格をしており、背中には翼に似た一対の間接部がある。その形状から、一般に「はねクジラ」、「クジラ石」、「天使」と呼ばれている。その後、エヴィデンス01は、プラントの首都アプリリウス市1区で観光資源として保管されている。人類が宇宙進出を進めるきっかけの一つとなったが、この生物の謎は未だに明かされていない。
また、この化石の発見が世界に与えた影響は計り知れず、エヴィデンス01の存在によって宗教の権威が失墜したとされる。ジョージ・グレン友の会やコロニー・リティリアの住民が、エヴィデンス01を偶像化している一方で、ブルーコスモスからは、破壊すべき対象として狙われている。 そのほか、『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY R』では、地球の海に羽根が生えたクジラが泳いでいる姿が登場する。
黄道同盟 結党
C.E.50年、パトリック・ザラ、シーゲル・クラインらプラントのL5コロニー建設に従事してきたコーディネイターの有志によって、プラントの自治権、貿易自主権を求める政治結社「黄道同盟Zodiac Treaty」が結党される。食料生産制限撤廃と自衛権獲得を求める活動も開始。
S2インフルエンザ流行
C.E.54年、S型インフルエンザの突然変異により発生し従来のワクチンが無効なS2型インフルエンザの流行が始まり、多数の死者を出す。ナチュラルに多数の死者が出たのに対して、コーディネイターの死者はゼロだった。
このため、S2型インフルエンザウイルスの蔓延は、コーディネイターがジョージ・グレン暗殺の報復及びナチュラル殲滅のためにおこなった作戦であるという噂が広まった[1]。この噂が結局、真実であったのかデマゴギー(=政治的に流された嘘)であったのかについては明らかでない。
C.E.55年10月29日、プラントのフェブラリウス市、S2型インフルエンザのワクチン開発に成功。増産のうえ地上への供給開始。しかし、重篤疾病を罹病することを知らぬがゆえ薬学ノウハウがナチュラルより遅れているはずのコーディネイターが、新型ウイルスのワクチンをあっさり作れてしまったことが、かえって一部ナチュラルからの疑念を煽ってしまったという。ナチュラルの反コーディネイター感情は収まらず、在地球コーディネイターのプラント移住が本格化する。
C.E.58、後に議長となるシーゲル・クラインとパトリック・ザラ、プラント評議会議員に初当選。同時に、黄道同盟の党勢拡大も進める。
ザフト創建
C.E.65年、プラント最高評議会の政権与党、黄道同盟がさらなる党勢拡大のうえ発展する形で、自由条約黄道同盟ZAFT(ザフト)が改めて結党された。同時に、史上初のモビルスーツ「プロトジン」初号機が秘密裏にロールアウト。
C.E.68年、シーゲル・クライン、プラント最高評議会議長に就任。
同年、マンデンブロー事件でナチュラルから受けた被害をきっかけに勢いづくパトリック・ザラは、純然たる政治結社であった既存のZAFTを解体再編しプラント内の警察保安組織と合併、モビルスーツを主戦力とする軍事組織でもあるZAFTが新たに創立並びに建軍された。
同年、L4コロニー「メンデル」で大規模なバイオハザードが発生し死者多数。同コロニーは無人となりX線照射消毒が図られる。ユーレン・ヒビキ博士が勤務していたGARM R&D社倒産。L4コロニー「メンデル」にあった同社所有の研究所施設は放置状態に。
L5宙域事変(仮称)
C.E.69年、シーゲル・クラインの指示により、プラントはユニウス市の7?10区(ユニウス7〜10コロニー)を穀物生産プラントに改装し食料生産を開始。これに対しプラント理事国は実力を行使してもこれを排除すると勧告しプラントに対し威嚇行動に出る。ザフトはこれに対抗する形で史上初の戦闘用MSジンを実戦投入する。圧倒的少数でありながらプラント理事国のMA部隊を圧倒し、L5宙域に駐留していたプラント理事国の宇宙軍を排除する事で、その有効性を世界に見せ付けた。対して、大西洋連邦軍のデュエイン・ハルバートン大佐は、地球軍も独自のモビルスーツを開発するよう提唱する。
以降、L5宙域はザフトを有するプラントが実効支配する事になった。
コペルニクスの悲劇
C.E.70年2月5日、緊張が高まるプラントとプラント理事国の間で交渉がもたれる事になっていた(月面会議)が、爆弾テロ(犯人の詳細は不明)により会議参加予定の地球側理事国の代表者と、国際連合事務総長を含む国際連合首脳陣が死亡した事件。
なお、同じく会議に参加する予定であったプラント代表のシーゲル・クラインは、シャトルの故障により到着が遅れていたため難を逃れた。
アラスカ宣言
C.E.70年2月7日、大西洋連邦、「コペルニクスの悲劇」をプラント側によるテロと断定、同時にこれを地球各国及びナチュラルへの宣戦布告と見なすと発表。先の事件によって崩壊した国連に代わる新たな国際調停機関として地球連合が設立された。
ヤキン・ドゥーエ戦役(C.E.70-72)
人類史上初の地球と宇宙、そしてナチュラル陣営とコーディネイター陣営を分けた大規模な戦争。最大の激戦地であり、最後の決戦の地となった宇宙要塞ヤキン・ドゥーエの名を取ってこう呼ばれる。英語版ではBloody Valentine War(血のバレンタイン戦争)となっている。
開戦
C.E.70年2月11日、地球連合がプラントに宣戦布告。月面プトレマイオス基地から地球連合軍の宇宙艦隊出撃。この際、モビルアーマー母艦「ルーズベルト」に、とあるブルーコスモス派将校の独断で極秘に1発の核弾頭ミサイルが持ち込まれた[1]。
血のバレンタイン
プラントの農業用コロニー「ユニウスセブン」が、地球軍側MAの放った核ミサイルにより壊滅した事件。C.E.70年2月14日の聖バレンタインデーに起こったため、血のバレンタイン事件と呼ばれる。
C.E.70年2月14日、ザフト、地球軍プトレマイオス基地艦隊及び艦載モビルアーマー「メビウス」部隊の攻撃をモビルスーツ部隊によって迎撃し、これらを殲滅する。しかし、「ルーズベルト」に1発持ち込まれていた核ミサイルを搭載して発艦した「メビウス」だけは攻撃行動に成功し、これがユニウス7に命中した。
これにより、パトリック・ザラ国防委員長の妻レノアを含む24万3721名の人々が犠牲となった。地球軍側はこれを、プラント側の「自爆作戦」と批判している。
核弾頭の持ち込みが一将校の独断で秘密裏に行われた事であったうえ、ザフトMS部隊が圧倒的戦闘力で地球軍側を殲滅させたにもかかわらず、たった1発しかない核弾頭とその搭載機だけが攻撃に成功したことによる。地球側はこれを、ザフトが殉教者を作るために確信犯的におこなった防御サボタージュと解釈した。また、プラントの事実上の国軍であるザフトは、建前上ではあるが民兵組織であるため、この犠牲者が非戦闘員であるのかないのかの明確な区別が非常に難しい。後日、本件の殺戮の正当・不当に関し、両陣営の主張が食い違う元となっている。地球連合軍はこの事件自体をザフトの自作自演としてる。
以降、地球連合軍とザフトの戦争は地球圏全土を巻き込む大戦へと拡大する事になった。地球連合軍の宣戦布告は3日前の2月11日に正式にされているのだが、「機動戦士ガンダムSEED」第14話でラウ・ル・クルーゼがモノローグで解説するところでは、本件が「この戦争の直接最大原因」とされている。
南アメリカ侵攻
C.E.70年2月18日、プラント最高評議会議長シーゲル・クラインによる、地球連合非参加国には優先的に物資を提供する「積極的中立勧告」の声明を非プラント理事国である大洋州連合と南アメリカ合衆国が受諾した
これを受け地球連合は翌2月19日、南アメリカ合衆国に武力侵攻を開始、パナマ宇宙港を軍事制圧し南アメリカ大陸を大西洋連邦に併合した。これは、マスドライバーによる宇宙からの補給が滞ることを恐れた大西洋連邦が、武力をもって阻止するための侵攻であった。
なお、このさらに翌20日、大洋州連合は地球連合軍の中南米侵攻を批判すると共にプラント支援を表明し「親プラント国家」になった。同日、地球連合軍は大洋州連合に対し宣戦布告を行った。
世界樹攻防戦
血のバレンタインから約1週間後のC.E.70年2月22日、地球連合軍の月への橋頭堡であるL1のスペースコロニー「世界樹」で起きた地球連合軍とザフトの攻防戦。
地球軍はこの戦いに第1?第3艦隊を投入し、ザフトと激しい戦いを繰り広げた。なお、この時に核分裂抑止能力を有する「ニュートロンジャマー」が試験投入され、成果を上げている。戦闘そのものには双方が拮抗し、両軍ともに大きな損害を被るが、最終的に「世界樹」は崩壊し、デブリベルトの塵と化した事で戦闘は終息した。
この攻防戦においてジンで出撃したラウ・ル・クルーゼは、MA37機、戦艦6隻を撃破し、ネビュラ勲章を授与されている。
第一次ビクトリア攻防戦
C.E.70年3月8日。ザフトの地上侵攻戦(食糧確保の目的もあり)初の軌道上からの地上降下作戦としてビクトリア湖を干拓して造られた宇宙港とマスドライバー施設「ハビリス」に侵攻した戦闘。
作戦は地上戦力の支援が無かったためにザフトの敗退に終わり、これを踏まえプラント最高評議会では「オペレーション・ウロボロス」を立案、採択された。
エイプリル・フール・クライシス
ザフトは第一次ビクトリア攻防戦の失敗を考え、
「地上での支援戦力を得るための軍事拠点を確保」
「宇宙港やマスドライバー基地制圧による地球連合軍を地上に封じ込める」
「核兵器、核分裂エネルギーの供給抑止となるニュートロンジャマーの散布」
の3つの柱からなる赤道封鎖作戦「オペレーション・ウロボロス」を立案する。C.E.70年3月15日、プラント最高評議会で可決され、4月1日に発動した。また、採決と同時にプロパガンダ的な意味を込めシグー、ディン、バクゥ、ザウート、グーンなどの複数の新型MSも公開し、全世界に発表された。
対戦国中立国に関らず、無差別に散布され地中深くに埋め込まれたニュートロンジャマーの影響から、以後ザフト、地球連合軍の双方のみならず全地球上で核分裂装置の使用が不可能となり、この影響で核分裂炉の原子力発電をエネルギー供給の主としていた地球上の各国家は、それが使用不可能となり、地球全土で深刻なエネルギー不足が問題になった。これにより地球上の国家は多数の餓死者、凍死者(ニュートロンジャマーキャンセラーによってエネルギー不足解消までの被害者は二次的、三次的被害を含めると地球の総人口の1割近くに相当するとの資料あり。少なくとも数億人の死者が出たと思われる。)を出す事態となり人々の反プラント、反コーディネイター感情は最高潮となる。
一方、宇宙の戦場においても、宇宙艦艇が必要に応じて発動するので核兵器の使えない限定戦争になっている。また、その副産物として電波妨害を引き起こし、長距離通信が不可能になったりレーダーも錯乱されてしまい、使用したザフトも様々な支障を来すことになる。地球連合軍が使用していた電波誘導式ミサイルも用を成さなくなってしまい、MSを有するザフトが戦争の主導権を握る事になった。
カーペンタリア制圧戦
C.E.70年4月2日、前日のエイプリル・フール・クライシスの混乱に乗じ、ザフトはオーストラリアのカーペンタリア湾に軌道上から基地施設を分割降下させ、48時間でカーペンタリア基地の基礎を建設する。
作戦上は制圧戦だが、実際には大洋州連合側から無償で土地が提供されていた。この時、地球連合軍の太平洋艦隊が迎撃に出たが新型機ディンの前に大敗し、基地は翌月の20日に完成した。
第一次ヤキン・ドゥーエ攻防戦
C.E.70年4月17日、地球連合軍第5、第6艦隊がプラント本国を目指し月面プトレマイオス基地より侵攻する。プラント管理下の資源衛星ヤキン・ドゥーエ付近にて、迎え撃つザフトと交戦を行った。
これによりプラント最高評議会は、本国防衛の点から、ヤキン・ドゥーエを防衛要塞に改装する事を決議した。
グリマルディ戦線
C.E.70年5月3日、ザフトは地球連合軍の月面プトレマイオス基地を目標に侵攻を開始し、月の裏側にあるローレンツ・クレーターに橋頭堡となる基地の建設を開始した。その結果、両軍はグリマルディ・クレーターを境界に月を二分し、以後小競り合いを繰り返す。このことから月の最前線はグリマルディ戦線と呼ばれるようになった。
C.E.70年6月2日、エンデュミオン・クレーターの防衛線で地球連合軍の第3艦隊は壊滅し、施設破壊のため、レアメタルの混ざった氷を融解するために設置していたサイクロプスを暴走させ、ザフトを撃破する。この際、巻き込まれた友軍にも多数の被害が出た。ザフトはこの敗退によりグリマルディ戦線を放棄し月から撤退し、月は地球軍の勢力下におかれる事になった。
この戦闘でメビウス・ゼロ部隊に所属しジン5機を撃破、さらにサイクロプスの暴走からも逃れ同部隊唯一の生還者となったムウ・ラ・フラガは「エンデュミオンの鷹」と呼ばれ喧伝される。実際は地球軍上層部がエンデュミオン・クレーターでの真相を隠匿するためと、戦意高揚のために行ったプロパガンダである。その後ムウは口封じのため後方に追いやられ、ヘリオポリスへのG兵器テストパイロットの護衛任務などに回される。同様に生還したジェラード・ガルシアもアルテミスへ左遷されられた。また、この戦闘でムウはジンハイマニューバで出撃したラウ・ル・クルーゼと運命的な再会をしている。
第一次カサブランカ沖海戦
C.E.70年5月2日、地球連合軍(ユーラシア連邦主力)の地中海艦隊とザフトのボズゴロフ級からなる潜水空母艦隊が衝突。この戦いで、水中用MSグーンが実戦初投入された。
この戦いに勝利したザフトは地中海へ侵入。アフリカ北岸より侵攻開始。また、ジブラルタル基地建設を開始する。
スエズ攻防戦
C.E.70年5月30日、戦場となったエル・アラメインにて、地球連合軍とザフト地上部隊の攻防。別名エル・アラメイン会戦。
ザフトは、ザウートを中心とした戦力を地中海沿岸より上陸。そこで待ち構えていたモーガン・シュバリエ大尉が所属するユーラシア連邦の大戦車軍団と交戦。シュバリエ大尉はリニアガン・タンクの圧倒的物量と機動性を活かしザウート部隊を奔走し後一歩で勝利というところまで追い詰めたが、アンドリュー・バルトフェルドの奇策と、陸戦用MSバクゥの活躍により大敗。
以後、ザフトはアフリカ北岸からはビクトリア宇宙港へと南下を開始(「アフリカ戦線」)。
新星攻防戦
C.E.70年6月14日、L4の地球連合東アジア共和国領の資源衛星「新星」にザフトが侵攻、迎え撃つ地球連合軍との間で7月12日まで攻防戦が行われた。
双方とも決定打のないまま小競り合いが1ヶ月近く続き、結局防衛を断念した地球連合軍側が新星を放棄する。この間L4のコロニー群も多数被害を受けている。
ザフトはこの衛星を自軍の防衛用軍事衛星として改装しつつL5まで移送することを決定。この新星の移送中、地球軍は何度かの奪還を試みザフトの護衛艦隊と交戦するもいずれも失敗。
L5への移送後、新星はボアズと改められた。
ヘリオポリス崩壊(ザフトによる地球軍のG兵器強奪事件)
C.E.71年1月25日、地球連合軍が極秘裏に開発していたG兵器(初期GAT-Xシリーズ)を奪取するべく、ザフトのクルーゼ隊がオーブの資源コロニー「ヘリオポリス」を襲撃。開発されていた5機のうちストライクを除く4機(イージス、デュエル、バスター、ブリッツ)が強奪され、さらにクルーゼ隊の攻撃やストライクの抗戦などによりヘリオポリスが崩壊した事件。
さらに事件の裏ではオーブ政府が極秘裏に開発した自国防衛用MSの試作品ガンダムアストレイ「P02レッドフレーム」と「P03ブルーフレーム」がジャンク屋と傭兵に発見されている。P01ゴールドフレームはパイロット共にオーブ政府に回収されている。
低軌道会戦
地球に降下しようとするアークエンジェルを援護する地球連合軍第8艦隊(旗艦:メネラオス)と、ザフトのクルーゼ隊が交戦した戦い。
C.E.71年2月13日、アークエンジェルを追撃してきたクルーゼ隊はアークエンジェルが地球に降下する前に撃破すべく戦闘を仕掛け、アークエンジェルを援護する第8艦隊と交戦状態となる。
艦船総数など、物量では圧倒的に第8艦隊が上回っていたが、ザフトのMSの前になす術も無く壊滅、特にヘリオポリスで強奪されたデュエル、バスター、イージス、ブリッツはそのこれまでのMSを遥かに上回る性能を見せ付ける結果になった。
この戦いで、第8艦隊司令官のデュエイン・ハルバートン提督は戦死。アークエンジェルは辛うじて大気圏突入に成功するものの、降下ポイントは当初予定していたアラスカから大きく外れ、ザフト勢力圏内である北アフリカに降下してしまう。
第二次ビクトリア攻防戦
プラント最高評議会のオペレーション・ウロボロスの見直しの圧力を受けて、アフリカ戦線が強化。 C.E.71年2月13日にビクトリア宇宙港は陥落。翌日、プラントにて行われた血のバレンタイン追悼式典に花を添えることとなる。ザフトの兵士は基地陥落時に投降した地球軍兵捕虜を整列させ銃殺していた。
同日、クルーゼ隊の追撃を振り切ったアークエンジェルがザフト勢力圏内のアフリカ共同体のリビア砂漠に降下。
マラッカ海峡突破戦
C.E.71年3月15日、アークエンジェルはマラッカ海峡に到達。待ち受けていたザフトの部隊と交戦。ザラ隊は潜水母艦の故障により戦闘に間に合わず、アークエンジェルは致命的損害は受けずに済むが、多数被弾。
オペレーション・スピットブレイク
戦争に終止符を打つべくプラント最高評議会において可決された作戦。宇宙から大規模な攻撃部隊を地上の地球連合軍側の拠点に降下させ拠点を制圧するという強襲作戦だった。
この作戦の前にプラントは地球と宇宙の行き来を可能とするマスドライバーを持つ地上拠点のほとんどを掌握しており、地球連合軍のもとに残されていた宇宙港はパナマ基地だけとなっていた。このため、その最後の宇宙港を奪取することで地球連合軍の宇宙と地上の戦力を分断し、地球連合軍を地上に封じ込めることが可能になるとして、パナマ基地攻略を目標としてオペレーション・スピットブレイクは立案、可決された。
しかしパナマ基地の攻略という計画は表向きのもので、実際には地球連合軍最高司令部が存在するアラスカ(JOSH-A)を強襲することが真の目的であった。こうした「オペレーション・スピットブレイクの真の目標」については作戦に参加するザフト兵はおろか作戦を可決した評議会議員の多くも知らず、パトリック・ザラら評議会議員の一握りの者が知るのみだった。
オペレーション・スピットブレイクがコズミック・イラ71年5月5日に発動されると、同時に全軍に対し攻撃目標の変更が通達され、パナマ攻撃のために集結していた部隊はその進路をアラスカ JOSH-Aへと変更した。ザフトはこの作戦に地上部隊の大半を注ぎ込み、アラスカ基地の防衛線を次々と突破して中心部へと迫った。しかしスピットブレイクの真の目標は事前にラウ・ル・クルーゼがムルタ・アズラエルを通じる形で地球連合軍上層部にリークしており、連合軍側はアラスカ基地の地下に大量破壊兵器「サイクロプス」を設置、侵攻してきたザフトが基地の中枢に迫ったところで起動させザフトの攻撃部隊の8割を消滅させた。
この時、地球連合軍上層部は密かにアラスカを脱出しており、基地に残っていたユーラシア連邦を主力とする防衛部隊(一部にはアークエンジェルの様に大西洋連邦所属部隊でありながら不必要な邪魔者として切り捨てられた部隊もいた)には事情は知らされていなかった。このサイクロプスによって地球連合軍の防衛部隊ともどもザフトは地上における戦力の大半を失った。
この戦力喪失により、ザフトは地上で戦線を維持することが難しくなり、以後は地球連合軍によるプラント本国攻撃にそなえ宇宙戦力の増強に力を入れることになる。
またユーラシア連邦のアラスカ防衛部隊も壊滅したことから、ユーラシア連邦は連合内での発言力を喪失。以後地球連合軍は大西洋連邦(そしてその背後にいるブルーコスモス)が更なる主導権を得ていく。
フリーダム強奪事件
オペレーション・スピットブレイク発動直後にプラント内で起こった事件。ザフトが極秘裏に建造していたニュートロンジャマーキャンセラー搭載MSフリーダムが何者かに強奪され、その後ラクス・クラインが手引きをしたと判明。ニュートロンジャマーキャンセラーの情報が外部に漏れると戦局が変わることにより、パトリック・ザラを中心とするザラ派によりラクス・クラインとその父で最高評議会議員のシーゲル・クラインが国家反逆罪として指名手配され、クライン派の議員及び関係者は弾圧・束縛された。これにより議会はザラ派によって占められることとなった。また、本国に帰還したアスラン・ザラに同時開発のジャスティスを授与し、フリーダムの奪還または破壊、パイロット及び接触者の排除(殺害)、接触した施設等の破壊を命じた。
パナマ攻略戦
オペレーション・スピットブレイクでの戦力喪失の結果、逆に宇宙の本国を地球連合軍に突かれる恐れの生じたザフトは、地球軍を地上に封じ込めるため地球軍側に唯一残されたパナマ基地のマスドライバー施設「ボルタ・パナマ」の破壊を目標とした作戦を立案、発動させた(C.E71 5月25日)。この作戦のためザフトは、アフリカ戦線を縮小。ジブラルタル基地より兵力を大量投入している。
作戦開始直後はザフト有利の戦況であったが、この戦闘で地球連合軍初の量産型MSストライクダガーを擁する第13独立部隊及びロングダガーが実戦投入され、武装・物量でザフトのMSを凌駕していたことと、ザフト兵が対MS戦闘に慣れていなかったことにより戦局は地球軍に傾く。
しかしザフトは軌道上から電磁パルス発振兵器であるグングニールを降下 起動させたことにより、グングニールの放つ電磁パルス(EMP)が引き起こしたサージ電流により地球連合軍のMSや戦闘機と言った攻撃兵器やパナマ基地などの電子機器は壊滅、その機能を失い、超伝導体であるマスドライバーの基線も破壊された。
なお、ザフトのMS部隊はあらかじめグングニール用のEMP対策を施しており、グングニールの影響を受けずに済んでいる。これによりザフトはマスドライバー破壊という目標を達成した。
しかし、この作戦終了後にザフト兵士はアラスカの報復と言わんばかりに条約を完全に無視した無抵抗の地球連合軍兵士への私刑的行為を執行。MSの機銃による非道な虐殺が行われ、その光景は凄惨有り余るものであった。
この作戦により地球連合は保有するマスドライバーの全てを失い、宇宙へ軍を大規模に送ることが不可能となった。そのためこの状況を打開するべく、マスドライバーを保有する中立国 オーブ連合首長国に対し戦争協力の圧力を強めると同時に、ビクトリア基地奪還に力を傾注していくことになる。